ChatGPTで動画企画!ペルソナから企画確定までの手順

動画制作において、企画段階は最も重要なステップの一つです。

弊社では積極的にAIを動画制作に取り入れて活用を行っています。

この記事では、ChatGPTを活用して、アイデアのブレインストーミングからストーリーボードの作成、パワーポイント資料の作成、そして先方への提出とフィードバックまでのプロセスを詳しく解説します。

効率的かつクリエイティブに進めるための具体的な方法を紹介し動画制作企画を成功に導く手助けをします。これから紹介するステップを参考にして、魅力的な動画を企画していただけますと幸いです。

ChatGPTを活用した動画制作の企画手順

ChatGPTは、動画制作の企画段階で強力なサポートツールとなります。

アイデアのブレインストーミングから、ターゲットオーディエンスの明確化、企画案の作成まで、ChatGPTを活用することで効率的に進めることができます。

始めに:ChatGPTでブレインストーミングを行う方法

ブレインストーミングは、動画制作の初期段階で非常に重要です。

ChatGPTを利用することで、無限のアイデアを引き出し、クリエイティブな発想をサポートします。ChatGPTに質問を投げかけることで、新たな視点やアイデアが浮かび上がり、企画の幅が広がります。

例えば、「最新のトレンドを取り入れた動画のアイデアは?」といった質問をすることで、多様なアイデアが得られます。

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ALKU 村中
実際にGPT-4oに聞いてみました↓

簡単に入力するだけで、10個も案を出してくれました。
もし、この中に気に入った案がなければ例えば「追加で10個の案をください」などを入力すれば追加で10案出してくれます。

また、気にい合った案があれば詳細を聞いてみましょう。
(例)インタラクティブ動画の詳細を教えて

手順1:ChatGPTを使ってターゲットオーディエンスを明確にする

ターゲットオーディエンスを明確にすることは、動画制作の成功に不可欠です。

ChatGPTを活用して、ターゲットオーディエンスの特性やニーズを分析することで、より効果的な企画を立案できます。

また、ターゲットオーディエンスのペルソナを作成する際にもChatGPTは非常に有効です。「どのようなライフスタイルや趣味を持っているか?」といった詳細な情報を引き出すことで、ターゲットに深く響くコンテンツを作成する手助けとなります。

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ALKU 村中
ペルソナをGPT-4oに考えてもらいました↓

※入力文※
大阪市内でSEを営んでいる中小企業が人材採用を行いたいと考えています。
下記情報を元にペルソナを考えてください。

#情報
可能であれば若い人材が欲しい
未経験者でも良い
関西在住

すごいですね!このままでも使えそうですが必要であれば指示を追加して調整してもらいましょう。
実際に私は1回調整しています。

手順2:ペルソナを元にChatGPTで動画案を生成する

手順1でいい感じにペルソナを作成できたら
そのペルソナを元に、どのような動画を作るのが良いかとChatGPTに訪ねてみました。

※入力文※
ありがとう。このペルソナを元にどのような動画を制作するのが効果的か教えてください。
回答にはペルソナに対する根拠も提示してください。

いい感じですね!個人的には5つとも一般的な動画なのでもうちょっと変わり種の案も欲しかったので追加で生成してもらいました。

※入力文※
ありがとう!もうちょっと変わり種な案もらえますか?面白い感じのもの。

すぐにいい感じの企画を5つも出してくれました!本当にすごいですね!
必要であれば、追加で指示を出しましょう。案が決まれば次のステップに進みます。

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ALKU 村中
今回は、「ゲーム風の採用動画」で進めたいと思います

手順3:ChatGPTで企画案を生成する

それでは、ついに企画案を詰めていきます。

「ゲーム風の採用動画」で進めたい旨は伝えつつ、最終的にパワーポイントにまとめたいため、下記の様な指示文で生成してもらいました。

“ゲーム風の採用動画”がいい感じですね!
これで動画企画を進めていきたいです!
下記条件を守り、企画書を作ってください。

###条件
最終的にパワーポイントにまとめる
動画の尺は5分程度に
一般的な企画書の流れを踏襲すること
最後に今回生成した別案の紹介も軽く入れる
出演者は社員のみで、役割を記載したページも作る
動画の流れを書く際は、どこで誰が何をするか?を明確にする

生成されたものを何度か調整してもらったものが下記になります。

ゲーム風の採用動画企画書
1. 表紙
タイトル:ゲーム風の採用動画企画書
提出者:ユーザーの名前
提出日:2024年X月X日

2. 企画概要
目的: 関西在住の若年層、特に未経験者をターゲットにした採用活動を行い、応募意欲を高める。
ターゲット: 22歳、関西在住の未経験者(例:鈴木太郎さん)
動画尺: 5分

3. コンセプト
テーマ: ゲーム風の冒険
ストーリー: 主人公(社員)が新しい世界(会社)に冒険に出て、様々なクエストをクリアしながら会社の情報を収集する。

4. 動画構成
イントロダクション(30秒)
内容:

主人公(社員)の紹介と冒険の始まり
ゲーム風のグラフィックと音楽で視聴者を引き込む
流れと役割:

社員A(主人公): 自己紹介をし、ゲームのスタート画面風に登場。
ナレーション: 「新人エンジニアとしての冒険が今始まる!」

クエスト1: 会社紹介(1分)
内容:

主人公が会社の各部門を探索し、会社の概要を理解するためのクエストを受ける。
各部門のミッションやビジョン、文化を知ることで、会社全体の理解を深める。
流れと役割:

社員A(主人公): 部門を探索し、各部門の代表にクエストを依頼。
社員B(ミッション担当): 会社のミッションを説明。社員Aがクエスト完了。
社員C(ビジョン担当): 会社のビジョンを紹介。社員Aが次のクエストに進む。
社員D(文化担当): 会社の文化について話す。社員Aが全クエスト完了し次のステージへ。
理由: 未経験者が会社の全体像を理解することで、安心感を持ち、応募意欲を高める。

クエスト2: 社員インタビュー(1分30秒)
内容:

主人公が先輩社員にインタビューし、未経験から成長した体験談を聞くクエスト。
コミカルな演出を交えて、会社のフレンドリーな雰囲気を伝える。
流れと役割:

社員A(主人公): 先輩社員を訪ね、インタビュークエストを受ける。
社員E(インタビュイー1): 未経験から成長した体験談を話す。社員Aが質問を投げかける。
社員F(インタビュイー2): 自身のエピソードをコミカルに紹介。社員Aがクエスト完了。
理由: 未経験者にとって、先輩社員の成功体験を聞くことで、自分も同じように成長できると感じることができる。

クエスト3: キャリアパスと成長の道(1分)
内容:

主人公が成長の道を探り、研修制度やメンター制度を理解するクエスト。
ゲーム内でのレベルアップやスキル取得のシーンを交えて紹介。
流れと役割:

社員A(主人公): 成長の道を探索し、キャリアパスについて学ぶクエストを受ける。
社員G(研修担当): 研修制度を説明。社員Aがクエストを進める。
社員H(メンター担当): メンター制度を紹介。社員Aが全クエスト完了。
理由: キャリアパスや成長の機会を明確にすることで、長期的な視野を持たせ、応募意欲を向上させる。

クエスト4: 応募プロセスの理解(30秒)
内容:

主人公が応募の方法を理解するためのクエスト。
応募のステップを簡潔に説明し、未経験者でも安心して応募できることを強調。
流れと役割:

社員A(主人公): 応募の方法を説明するクエストを受ける。
社員I(HR担当): 応募プロセスを具体的に紹介。社員Aがクエスト完了。
理由: 応募の手順を明確に示すことで、応募へのハードルを下げる。

エンディング(30秒)
内容:

主人公が全てのクエストをクリアし、会社に参加する決意を固めるシーン。
応募を促すメッセージとコール・トゥ・アクション。
流れと役割:

社員A(主人公): 冒険を終え、決意を表明。ゲームのエンディング風に演出。
社員J(締めのメッセージ): 応募を促すメッセージ。
理由: 劇的な締めくくりで視聴者の心に残り、応募を促す。

5. 期待効果
エンゲージメント: ゲーム風の演出で視聴者の興味を引き、最後まで視聴させる。
応募意欲向上: 楽しく情報を提供し、安心感を与えることで、未経験者でも応募しやすいと感じさせる。

6. 制作スケジュール
プリプロダクション(1週間)
スクリプト作成
ストーリーボード作成
キャスト選定(社員)
プロダクション(2週間)
撮影
音声収録
グラフィック作成
ポストプロダクション(1週間)
編集
音楽・効果音追加
最終調整と確認

7. 予算案
プリプロダクション: ¥XXX,XXX
プロダクション: ¥XXX,XXX
ポストプロダクション: ¥XXX,XXX
合計: ¥X,XXX,XXX

8. 別案の紹介
コメディ風の社員インタビュー: ユーモアを交えたインタビュー形式で、会社の雰囲気を伝える動画。
ドラマ仕立ての採用動画: ストーリー仕立てで新入社員の一日を描く動画。
社員による「未経験者あるある」動画: 未経験者が初めてエンジニアとして働くときの「あるある」を再現したコメディ動画。


この企画書をパワーポイントにまとめる際には、以下のスライドを作成してください:

表紙
企画概要
コンセプト
動画構成
期待効果
制作スケジュール
予算案
別案の紹介

これにより、関西在住の未経験の若年層に向けて、魅力的でユニークな採用動画を提供することができます。

どうでしょうか?ここから調整は必要かと思いますが、個人的には叩き台としてはかなりいい感じだと思います。

そして、この文章をパワーポイント生成AIツールに入力すれば自動的にパワーポイントも作ってくれます。今回、私も試してみたのですが、少し文章の構造が複雑だったのか今回は上手くいかず…。パワーポイントについてはもう少し私の勉強が必要になります。

今後は、パワーポイント作りもAI化されてもっと企画をサクサクと作れる時代がやってくると思います。

大切なのは、AIに完璧を求めずに最終の調整や判断は人間が行うことだと思います。
良いものに仕上げていく、判断する能力、つまりはディレクション能力が今後重要度を増すと思います。

AIを最強の相棒とし、対話を重ねて良い企画書を作っていきましょう!!

この記事のまとめ

動画制作の企画段階を成功させるためには、ChatGPTを活用することが非常に有効です。

ChatGPTを使ってアイデアのブレインストーミングを行い、ターゲットオーディエンスを明確にし、効果的な文章を生成することで、企画の質を高めることができます。

これらのステップを踏むことで、効率的かつクリエイティブな動画企画を実現し、プロジェクトの成功につなげることができます。ChatGPTを活用して、企画段階からしっかりと準備を整え、魅力的な動画を制作しましょう。